菊川産婦人科

〒516-0009
三重県伊勢市一之木
5-15-5
TEL:0596-23-1515
FAX:0596-24-9494

ごあいさつ

理事長ごあいさつ

理事長菊川東は8年近く山田赤十字病院に勤務し、昭和55年8月に 伊勢市河崎で開業しました。 現在はどの施設でも分娩監視装置で胎児の状態を観察していますが、 当時は日赤にさえエコーがなく、トラウベという筒の棒を耳にあてて心音を 聞いていた時代でした。

10年を一昔といいますが、時代は大きく変わりました。

小産少子の時代になりましたが、将来に夢と希望を持って美し国伊勢路で 分娩、そして[自分に誇りを持つ人間]に成長してほしいと願い、旧医院より 1km程離れた一之木で、息子東洋と共に新築移転し、平成20年11月20日より診察を始めています。 私は今までの経験を生かし、東洋は新しい知識を取り入れ、親子で力を 合わせてがんばります。

理事長 菊川 東

経歴

1960
上野高等学校卒業
1966
三重大学医学部卒業
1970
三重大学大学院
医学博士課程卒業
1971
三重大学付属病院助手
1972
山田赤十字病院勤務
1980
菊川産婦人科開業

院長ごあいさつ

当院は私の父である菊川東が昭和55年8月に伊勢市河崎にて開業し、 以来産科、婦人科診療を行っており、平成19年7月より私、菊川東洋が診療に加わり、現在親子二人の医療体制になっています。 このたび、平成20年11月より患者さんに外来診療、入院生活を より一層満足してもらえるよう伊勢市一之木へ新築移転いたしました。 病院は新しくなりましたが、当院のモットーである家庭的な雰囲気は 従来通りに、皆様に親しみやすい病院作りを心掛けて参りますので、 今後ともよろしくお願い申し上げます。

院長 菊川 東洋

副院長ごあいさつ

当院は理事長、私の夫である院長をメインに産婦人科診療を行っております。 私は入院病棟での業務を中心に診療させてもらっております。 これから少しずつ外来診療にも加わる予定です。 私自身の2人の出産の経験を生かして皆様に納得のいく医療を提供していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

副院長 菊川 瞳

分娩をマラソンに例えますと…

分娩の経過をマラソンの実況中継風にご紹介します。
※登場人物の名前は私の家族(東子は私の名前に子をつけました)で、実在の人物と本編との関連はありません。

あなたはマラソンランナーです。医者は監督、助産婦やナースはコーチです。
ご家族やお友達は沿道で手を振る 応援団です。ご主人は応援団でなく、コーチをぜひお願いしたいですね(立ち会い分娩)。

 さていよいよスタートの時間(分娩予定日)が近づいてまいりました。この日にそなえて苦しいトレーニング(つわり、カロリー制限、逆児の矯正)を重ねてまいりましたが、日頃の練習(母親教室、マタニティー相談)を如何なく発揮して、立派な記録(安産)を出していただきたいと願っています。
 先程薫ランナーにインタビュー致しましたところ、マラソンは初めて(初産)なので上位入賞(安産)よりも完走(無事に分娩)するのが目的とのことでございました。

 各ランナーがスタートラインに続々集まってまいりました。
中にはまだのんびりとウォーミングアップしているランナー(予定日超過した人)や、あれあれ? ランニングシューズを履いていなかったり、ゼッケン番号を付け忘れているランナー(子宮口が硬い人、赤ちゃんの頭が下がっていない人、分娩の兆しがない人)も見受けられます。
体調の悪そうなランナー(風邪をひいている人、睡眠不足の人)もおりますね。

 おっと、すでに息切れしているランナー(妊娠中毒症)もいるようです。果たして完走(自然分娩)できるかどうか心配ですが最後まで頑張っていただきたいと思います。

 マラソン初挑戦の薫ランナーにくらべ、洋子ランナーやたかねランナーは2回目の挑戦(2回目の分娩)ですのでさすがに落ち着いております。
その横の村田ランナーは今回8回目の挑戦(8人目で念願の長男を出産されました)になりますので自己ベストタイムをねらっております。

 さあ、元気よくスタート(陣痛開始)しました。
後方にはまだスタートを迷っているランナーも見えます(前駆陣痛が長い人)
おやおや、腰を下ろしてしまったランナーもおりますね(微弱陣痛)
監督がしびれを切らしてゴーサイン(分娩誘発)を出しました。

 薫ランナー好調です。順調です。頑張れ!頑張れ!なかなか余裕がありますね。
ごらん下さい応援団に元気に手を振っています(安産の方は反対にご主人を気遣う人もおられますし、落ち着いて三拍子呼吸法をされています)
信じられません、なみいる強豪を押さえて優勝です(初産の方でも経産婦の人より安産な方もおられます)
おめでとうございます。

 監督、コーチ、応援団が薫ランナーに駆け寄って祝福の嵐です。応援団が一番感動しています。
ご主人、お母さんは涙、涙です。
さあ、優勝インタビューが始まりました。フラッシュの嵐です。
薫ランナーは疲れも見せずインタビューを受けています(当院では産声の録音や出生時のお写真を沢山撮っています)
大会本部(菊川産婦人科)からはまだ発表されていませんが、すばらしい賞品が用意されている模様です(お祝い膳をはじめすてきなプレゼントをご用意しています)

 後続のランナーに目を向けてみましょう。
予想通り2回目の洋子ランナーやたかねランナーは順調に飛ばしています。
もう、ゴール間近です(経産婦は初産婦の約半分の時間です)

 おっと、どうしたのでしょうか、元気にスタートした東子ランナー疲れています。
やはり体重のコントロールに原因があるのでしょうか?(体重増加は8キロまでが理想です)
コーチがいろいろアドバイスしています(当院では産婦さんをお一人にせず介助者が必ずついています)

 コーチが監督となにやら相談しています(問題が発生しますと必ず医者に報告します)
監督はこのあたりでタオルを入れるかどうか(自然分娩を中止して帝王切開に切り替えるか)迷っているようです。
方針が決まりました。一度休息(無痛分娩)をとる模様です。

 これで休息は充分とみましたか、監督は東子ランナーに檄を飛ばしました(陣痛促進剤等の処置)
東子ランナー監督の檄に応えて見違えるように頑張っています。
ゴールは間近です、がんばれ、がんばれ!!