1960 上野高等学校卒業 1966 三重大学医学部卒業 1970 三重大学大学院医学博士課程卒業 1971 三重大学付属病院助手 1972 山田赤十字病院勤務 1980 菊川産婦人科開業 |
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分娩をマラソンに例えますと・・・・ |
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分娩の経過をマラソンの実況中継風にご紹介します。 ※登場人物の名前は私の家族(東子は私の名前に子をつけました)で、実在の人物と本編との関連は ありません。 |
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あなたはマラソンランナーです。医者は監督、助産婦やナースはコーチです。ご家族やお友達は沿道で手を振る
応援団です。ご主人は応援団でなく、コーチをぜひお願いしたいですね(立ち会い分娩)。 さていよいよスタートの時間(分娩予定日)が近づいてまいりました。この日にそなえて苦しいトレーニング(つわり、カロリー制限、逆児の矯正)を重ねてまいりましたが、日頃の練習(母親教室、マタニティー相談)を如何なく発揮して、立派な記録(安産)を出していただきたいと願っています。 各ランナーがスタートラインに続々集まってまいりました。中にはまだのんびりとウォーミングアップしているランナー(予定日超過した人)や、あれあれ? ランニングシューズを履いていなかったり、ゼッケン番号を付け忘れているランナー(子宮口が硬い人、赤ちゃんの頭が下がっていない人、分娩の兆しがない人)も見受けられます。体調の悪そうなランナー(風邪をひいている人、睡眠不足の人)もおりますね。 おっと、すでに息切れしているランナー(妊娠中毒症)もいるようです。果たして完走(自然分娩)できるかどうか心配ですが最後まで頑張っていただきたいと思います。 マラソン初挑戦の薫ランナーにくらべ、洋子ランナーやたかねランナーは2回目の挑戦(2回目の分娩)ですのでさすがに落ち着いております。その横の村田ランナーは今回8回目の挑戦(8人目で念願の長男を出産されました)になりますので自己ベストタイムをねらっております。 さあ、元気よくスタート(陣痛開始)しました。後方にはまだスタートを迷っているランナーも見えます(前駆陣痛が長い人)。おやおや、腰を下ろしてしまったランナーもおりますね(微弱陣痛)。監督がしびれを切らしてゴーサイン(分娩誘発)を出しました。 薫ランナー好調です。順調です。頑張れ!頑張れ!なかなか余裕がありますね。ごらん下さい応援団に元気に手を振っています(安産の方は反対にご主人を気遣う人もおられますし、落ち着いて三拍子呼吸法をされています)。信じられません、なみいる強豪を押さえて優勝です(初産の方でも経産婦の人より安産な方もおられます)。おめでとうございます。 監督、コーチ、応援団が薫ランナーに駆け寄って祝福の嵐です。応援団が一番感動しています。ご主人、お母さんは涙、涙です。さあ、優勝インタビューが始まりました。フラッシュの嵐です。薫ランナーは疲れも見せずインタビューを受けています(当院では産声の録音や出生時のお写 真を沢山撮っています)。大会本部(菊川産婦人科)からはまだ発表されていませんが、すばらしい賞品が用意されている模様です(お祝い膳をはじめすてきなプレゼントをご用意しています)。 後続のランナーに目を向けてみましょう。予想通り2回目の洋子ランナーやたかねランナーは順調に飛ばしています。もう、ゴール間近です(経産婦は初産婦の約半分の時間です)。 おっと、どうしたのでしょうか、元気にスタートした東子ランナー疲れています。やはり体重のコントロールに原因があるのでしょうか?(体重増加は8キロまでが理想です)。コーチがいろいろアドバイスしています(当院では産婦さんをお一人にせず介助者が必ずついています)。 コーチが監督となにやら相談しています(問題が発生しますと必ず医者に報告します)。監督はこのあたりでタオルを入れるかどうか(自然分娩を中止して帝王切開に切り替えるか)迷っているようです。方針が決まりました。一度休息(無痛分娩)をとる模様です。 これで休息は充分とみましたか、監督は東子ランナーに檄を飛ばしました(陣痛促進剤等の処置)。東子ランナー監督の檄に応えて見違えるように頑張っています。ゴールは間近です、がんばれ、がんばれ!! |
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